アライグマは夏にも繁殖期がある!岐阜の現場で見た親子6頭の実態

関市K様|アライグマ_捕獲前個体

「夜になると屋根裏からゴソゴソと音がする」「何か大きいものが動いている気配がする」

——そんなご相談を、春だけでなく夏場にも多くいただきます。「害獣の繁殖期は春だけ」と思っている方も多いのですが、実はアライグマは春の繁殖に失敗すると、夏にもう一度発情期を迎えることがあるんです。今回は先日対応した岐阜市内の施工事例を交えながら、アライグマの繁殖サイクルと被害の実態、そして放置するとどうなるかをお伝えします。


アライグマってどんな動物?

アライグマはもともとアメリカ大陸の動物です。1970年代のペットブームで日本に持ち込まれた個体が、手に負えなくなって捨てられたり逃げ出したりして、そのまま野生化してしまいました。今では岐阜市内や関市周辺でも普通に目撃されるほど定着しています。

見た目はたぬきに似ていてかわいらしいのですが、実際は雑食で気性が荒く、手先が器用で力も強い。屋根の隙間や壁の穴をこじ開けて家の中に入ってくる、なかなか手ごわい相手です。また、一度安全な場所だと学習すると、執着心が強く、追い払っても何度でも戻ってくるという厄介な習性も持っています。


夏にもう一度、繁殖期がやってくる

アライグマの繁殖期は基本的に**春(2〜4月頃)**ですが、何らかの理由で春の繁殖がうまくいかなかった個体は、夏場に再び発情期を迎えます。一度の出産で3〜6頭を産むため、気づかないうちに一気に頭数が増えてしまいます。

生まれたばかりの子どもは体重わずか60g。目も開いておらず、ひとりでは歩けません。生後60日ほどで歩けるようになり、そこから母親と行動を共にします。1歳になるまで親と一緒に暮らすため、家に居ついてしまうと長期間そのままということになりがちです。

現場でよく聞くのが「音はするけど子どもは見たことがない」というお声です。それはまだ子どもが歩けない段階の可能性が高い。親だけ見えているうちに動くことが、被害を最小限に抑える一番の近道です。


岐阜市K様邸での実例——親子6頭が天井裏に

先日、岐阜市内にお住まいのK様から「夜になると屋根裏から音がして、何か大きい動物がいる気配がする」とご連絡をいただきました。

現地調査で屋根裏を確認すると、アライグマが棲みついており、ちょうど子育ての真っ最中でした。アライグマは天敵に見つかりにくく、雨風をしのげる場所を出産・子育ての場所に選びます。人の出入りがほとんどない屋根裏は、暖かい断熱材が敷き詰められていて格好の寝床。K様邸でもまさにその状態でした。

断熱材はズタズタに荒らされ、一部は踏み固められて本来の機能を完全に失っていました。さらに蓄積された糞尿による強烈な悪臭、それに伴うノミやハエの大量発生も確認。放置すれば天井板に排泄物が染み込み、最悪の場合は天井が抜け落ちる危険もある状態でした。

捕獲作業では、アライグマの動線を読んでケージ型の箱罠を設置した結果、成獣1頭と子ども5頭、計6頭の親子を捕獲することができました。夏の繁殖を経てすでに家族が増えていたケースです。


アライグマが持ち込む感染症リスク

アライグマを放置することが危険なのは、建物への被害だけではありません。アライグマの体や糞には、複数の危険な病原体が含まれています。

なかでも注意が必要なのがアライグマ回虫です。糞の中に含まれる虫卵が乾燥して空気中に漂い、知らずに吸い込んでしまうことがあります。神経や目に転移して重篤な症状を引き起こす可能性があり、屋根裏に糞が蓄積している状態は非常に危険です。そのほかにも、サルモネラ菌やレプトスピラ症など、人に感染しうる病原体を複数持っています。小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では特に注意が必要です。


捕獲だけでは終わらない——清掃・消毒・侵入口封鎖まで一貫対応

アライグマを捕獲しても、それだけでは解決しません。K様邸でも、捕獲後に以下の作業を一貫して行いました。

まず屋根裏の清掃・消毒です。点検口周辺をビニールシートで養生して糞が飛び散らないようにしてから、掃除機ではなくほうきとちりとりを使って手作業で丁寧に撤去します。掃除機を使うと排気で病原体が空気中に拡散してしまうためです。撤去後は次亜塩素酸ナトリウムを中心とした薬剤で空間全体を徹底的に殺菌・消毒し、染みついた悪臭を除去しました。

次に侵入口の完全封鎖です。アライグマは一度巣を作った場所に戻ろうとする執着心が強く、10cmほどの隙間でも器用にこじ開けて侵入できます。K様邸では屋根裏付近の隙間、床下通気口、壁の穴をパンチングメタルや強度のある金網でビスを使ってしっかり固定しました。「こんな小さな隙間から入れるの?」と驚かれることも多いのですが、アライグマにとっては問題ない大きさです。


「音がする気がする」段階でご相談ください

K様は異変を感じてすぐにご連絡くださったおかげで、建物本体への致命的なダメージを回避できました。「まだ様子を見よう」と思っているうちに子どもが成長して動き回り始めると、被害は一気に広がります。

また、アライグマは法律(鳥獣保護法・外来生物法)で守られており、許可なく個人が捕獲することはできません。行政に申請する方法もありますが、許可が下りるまで最大1か月かかる場合もあり、被害が出てからでは手遅れになることも少なくありません。

駆除のまっちゃんでは、岐阜県内の現地調査・お見積もりを無料で承っています。捕獲から清掃・消毒・侵入口封鎖まで一貫して対応しますので、「なんか音がする気がする」という段階でも構いません。お気軽にご連絡ください。

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