【岐阜県岐阜市コウモリ】夜中に天井裏でガサガサ音…ネズミ?コウモリ?プロが4つのポイントで正体を特定した調査レポート


こんにちは、駆除のまっちゃんです。今回は「1階の天井裏から夜中にガサガサ音がして、ワンちゃんたちが吠えて眠れない」というご相談で現地調査に伺いました。天井裏を直接確認できない難しい構造の中で、どのようにして正体を特定したのかをご紹介します。
ご依頼のきっかけ|数日前から始まった夜中の音にワンちゃんも反応
今回ご依頼いただいたお客様は、数日前から1階の天井裏でガサガサという音が聞こえるようになり、その音に反応してワンちゃんたちが吠え続けて夜も眠れない状況が続いているとのことでした。
現地到着後、まずお客様から詳しく状況をお聞きしました。「最初はネズミかな?」とのことでしたが、お家を建てた時から外でコウモリが飛んでいるのを見ていたとのお話もあり、この段階でコウモリの可能性がかなり高いと感じました。ただし、しっかりとした根拠のある判断をするため、外回り・天井裏の順に丁寧に調査を進めていきました。
外部調査|エアサイクル工法に要注意
外回りの調査を進めると、このお家は、エアサイクル工法という独自の通気方法が採用されていました。壁内に空気を循環させるこの工法は、建物の性能を高める優れた仕組みですが、その通気部分がコウモリにとって侵入しやすい隙間になっていることがあります。
今回確認できた封鎖が必要な箇所は以下の通りです。








- エアサイクル部分の隙間
- エアコン配管のパテ埋め
- 水切り部分の封鎖
- 換気扇周りの封鎖
封鎖箇所がかなり多く、それだけ侵入できる隙間が各所に点在している状態でした。コウモリは数ミリの隙間からでもお腹を押しつぶすようにして無理矢理入り込む動物なので、一か所でも見落とすと再侵入につながります。
天井裏調査|古い糞と新しい糞。ただし被害箇所を直接確認できない難しさ
続いて天井裏を覗くと、古いコウモリの糞と最近の糞の両方が確認できました。これは被害年数がかなり長いことを示しています。5年前に部分的なコウモリ対策工事をされているとのことでしたが、その後も継続して被害が出ていたと考えられます。
ただし、今回は1階部分での被害という点が調査を難しくしました。1階は通常、2階のような天井裏の高さがなく、被害箇所を内部から直接確認することができません。そのため、天井裏を見るだけではネズミなのかコウモリなのかの判断が非常に難しい現場でした。
正体の特定|4つのポイントと外壁の糞が決め手に
天井裏を直接確認できない状況の中で、お客様との会話から以下の4つのポイントが浮かび上がりました。
1
木材を齧るような音ではない → ネズミは木材・配線を齧る習性があるが、今回の音はそれに当たらない
2
深夜中ずっと音が続くわけではない → コウモリは1夜で500〜1000匹もの虫を食べるため、休憩のために天井裏へ出入りする。そのため音が鳴る時間が短い
3
数年前からコウモリの目撃情報がある → 以前から周辺にコウモリが生息していた環境
4
5年前に部分的なコウモリ対策工事をしている → コウモリ被害の前歴がある
これらのポイントで8割方コウモリと判断していましたが、最終的な決め手になったのは室内で音がしている箇所の近くの外壁に、コウモリの糞・尿が付着していたことです。コウモリは数ミリの隙間から無理矢理体を押し込んで入るため、出入りの際に外壁に糞や尿を残していくことがよくあります。この痕跡が、コウモリと断定できた最後の根拠になりました。


提案内容|大切なワンちゃんを守るための3つの対策
今回は特にワンちゃんを大切にされているご家族ということもあり、安全面を最優先に以下の3つをご提案しました。
1
追い出し作業
封鎖の前にコウモリを確実に外へ追い出します。天井裏に閉じ込めてしまうと死骸や腐敗臭の原因になるため、追い出し作業は封鎖工事の前に必ず行う重要な工程です。
2
外部侵入口の封鎖工事
エアサイクル部分・エアコン配管・水切り・換気扇など、確認できたすべての侵入口を封鎖します。一か所でも残すと再侵入につながるため、網羅的な施工を行います。
3
ウイルス殺菌剤の散布
コウモリはコロナウイルスの起源とも言われるほど、多種多様なウイルスや菌を保有していると考えられています。糞や尿が残ったままでは人やペットへの健康リスクがあるため、しっかりと殺菌処理を行います。
「家の知識」と「害獣の特性の理解」が難しい現場を解決する
今回は天井裏を直接確認できない構造上の制限があり、目視だけでは正体の特定が難しい現場でした。それでもコウモリと断定できたのは、エアサイクル工法という建物の特性を知っていることと、コウモリとネズミそれぞれの行動・習性の違いを理解していること、この両方があったからこそです。
「天井裏から音がする」という症状は一見同じでも、正体によって対策はまったく異なります。誤った判断で施工してしまうと、費用をかけても被害が止まらないという結果につながります。ぜひ、建物の構造と害獣の特性を熟知した業者にご相談ください。
本日の調査概要
| 対象害獣 | コウモリ |
| 建物の特徴 | エアサイクル工法 |
| 確認された被害 | 古い糞・新しい糞・外壁への糞尿付着 |
| 判断の難しさ | 1階構造のため天井裏の直接確認が困難 |
| 提案内容 | 追い出し・封鎖工事・ウイルス殺菌剤散布 |
天井裏の音が気になる方へ
「ネズミかコウモリかわからない」という状況でもご相談いただけます。建物の構造と害獣の特性を両方理解したうえで、正確な調査・提案を行います。現地調査は無料です。






